離婚と養育費 -養育費の算出方法-

養育費の基本的な内容から、その算定方法、一度決定履行されている、養育費の 増額・減額等の変更に関することなど、押さえておくポイントや気になる点について、わかりやすく解説しています。
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養育費は主に4つの算定方法があります。
家庭裁判所では生活保護基準法式を使用して
算定する方法が主流となっているようです。

 

・実質方式

 

夫婦両方の収入と生活費などから算定する方式です。
客観性にかけるということで今はあまり使われていません。

 

 

・標準生活費方式

 

統計局などの調査に基づいて標準世帯の標準家計費を基準にし、
生活費を算定する方式です。あくまで標準に基づいているため
親の生活水準に合わせた算定が出来ないのが欠点です。

 

 

・生活保護基準法式

 

毎年更新される厚生省の生活補助基準額の
最新のデータに基づいて、年齢や性別、世帯構成、
居住地域などから生活費を算定する方式です。

 

 

・労働科学研究所方式

昭和27年に労働科学研究所で算出した
調査結果に基づいて生活費を算定する方式です。
現在では情報が古すぎるためあまり実用性がありません。